6/14 日笠川あそびレポート

あいにくの雨予報でしたので、今月の川あそびは断念。
室内に変更して、3密に気をつけつつ「鈴木先生オリジナルの魚のすくい網」制作となりました。
先生は、大人の背丈よりもはるかに長い竹をかついで現れて、みんなの前で颯爽とダイナミックに割るところからはじまります。

ナタの使い方を見る。

体育館に響きわたる竹の叩く音を聞く。

竹が裂けたときの青々しい匂いをかぐ。

そして子どもたちは、亀裂の入った竹を引っ張りあって、2つにパキッと分けます。

全てが体験です。

細く割った竹を、ヤスリにかけて滑らかにするのは子どもたちの仕事。
大人は大きな網のふちに、針金を縫い付けていきます。
「父ちゃん、気をつけて、行ってくるんだよ」
チクチク縫い物をやってると、海辺で暮らす漁師の家族の絵に見えてきました。笑

竹をバーナーで焼き、水に浸けて、曲げる。
その技は、きっと子どもたちの心に残ることとなるでしょう。

2時間かからないくらいで、みんなほぼ完成!
もちろん、途中で制作に飽きちゃう子もいます。そこいらを走り回ってる子も、マイペースに工作してる子もいます。

それで、いいんです。
この空間をそれぞれに感じることができたら、それが、成功。

雨が降ってきましたが、やっぱり作ったら、すぐに実践したいですよね!
ということで少し場所を移動して、安全が確保しやすい用水路にて使い方を教わります。

雨脚強くなっても、みんな生き物探しに夢中です。

先生の網の使い方は、無駄がなくて、はやいはやい!

どじょう、どんこ、かわむつ、ぬまえび、トノサマガエル。。。

捕獲、観察。先生が1つ1つ、解説してくれます。

近くで田んぼをやってる人や、ご近所さんたちに、「こーんな雨の中大勢連れてなにやってんだー」と心配されますw

いや、ほんとそう。(←)
私だって、みんなずぶ濡れで、風邪ひかないか心配だ。
小さい子が足を滑らせないかヒヤヒヤしながら見守るのは大変だ。

それでも、こんな日だから吸収できる何かもたくさんあるんじゃないか?

雨に打たれて、冷たい。気持ち悪い。
魚を見たい、触りたい。
これらの感覚や欲求は、自然的なものです。
全ての感覚と感情が、自然であり、自分につながっている瞬間なんじゃないかな。

子どもたちが盛り上がってるところの切り上げ方が、いつも難しいです。

最後には、僕が飼うんだ、私の獲物だ、ともめながら、でもぜーんぶ川に帰しました。

いつもありがとう、生き物たち。
お世話になってる用水路、近く草刈りしておこう。

なかなか過酷な会となりましたが、みなさんご参加ありがとうございました!
和気町地域おこし協力隊の頼もしいお兄さんお姉さんも、かけつけてくれました。
本当に感謝です。
時間大幅にオーバーにも関わらず、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今度は、動きやすい日にやりたいですね。

今回つくったマイ網で、こんな生き物つかまえたよー情報もお待ちしてまーす♪